荒川神社

深谷市荒川985(平成18年9月10日)

 この神社は関越自動車道・花園ICを出てすぐの花園橋北信号で右折。300m先の寿楽院手前を右折すると、左手に鎮座しています。
 道路に沿った石垣上には多数の庚申塔が建ち並び、入口には「村社 荒川神社」の社号標が建ち、境内にはいるとすぐ左手に「御祭神 菅原道真公1075年祭碑」があり、「地域名の神社で御祭神が分からなかったらどうしよう」という杞憂は消え去りました。如何にも村社然とした佇まいの境内奥には、威嚇しながらも何処か剽軽な鈴しょうわ狛犬が姿勢正しくお座りし、端正で思慮深そうな顔をした木鼻狛犬が彫られた拝殿、石積み上に下部が白壁の本殿鞘堂が端然と建っています。その左右には山ノ神社、八坂社が境内社としてお祀りしてありました。
 大里郡神社史には、もと大明神社と呼ばれ、大里郡花園村大字荒川字寺ノ脇に鎮座していました。現社地に遷座したのはいつ頃かは分かりませんが、天満天神社、稲荷大神社等を合祀し、現社名に改称しました。境内社の山ノ神社、八坂社が祀られたのは戦後ではないかと思われます。

社号標「村社 荒川神社」 御祭神 菅原道真公
1075年祭碑
境内入口 拝殿
昭和40年生まれの鈴しょうわ狛犬
(昭和40年10月15日建立)
拝殿の木鼻狛犬。端正で思慮深そうな顔をしています。
本殿 境内社・山ノ神社
境内社・八坂社 庚申塔
庚申塔三基