氷川神社

富士見市諏訪1-13-24(平成21年6月13日)

東経139度32分57.04秒、北緯35度50分57.76秒に鎮座。

 この神社は東武東上線・鶴瀬駅の北東約1kmに鎮座しています。道を挟んで南東に諏訪神社が鎮座し、境内右下は「雲居の滝」として公園化されている湧水があり、神社と「雲居の滝」を含む大きな鎮守の杜は、緑の散歩道として自然と親しむ環境が整備された、市民の憩いの場になっているようです。この日も自転車で散策中のグループと遭遇しました。
 遠方からも大きな森が見え、道路角にある入口の鳥居を潜ると、巨木の茂る薄暗い参道が続き、途中に獅子山や神楽殿があります。此処が市役所に近い市街地の中の神社かと疑うほどの静かさと環境の境内奥に、向拝のない大きな拝殿と、覆い屋の中に大きな流造りの本殿が建立され、境内最奥左に境内社が二社祀られています。
 静寂と一面の緑に包まれ、とても気持ちの落ち着く、素晴らしい神社でした。

 御祭神:須佐之男命
 祭礼日:1月1日・元旦祭、2月17日・祈念祭、5月1日・例大祭、8月27・28日・諏訪大祭と共催、10月15日・秋の例祭、11月中旬・七五三祭、11月23日・新穀感謝祭
 境内社:稲荷神社、神明神社、北野天神社、雷電神社、厳島神社
 由緒:隣接の諏訪神社同様古代人の住居址の中に建立された神社で、創建年代は不詳です。
 正徳元年(1711)に社殿が再建されたという棟札が現存しています。又、徳川時代の検地水帳に諏訪神社と共に広い境内地が除地として記載されているので、その創立は古く、鎮守社として地域住民から厚い信仰を受けてきました。
 明治5年、村社に列格しました。

社頭
社号標
「鎮守氷川神社」
入口の明神鳥居
参道の様子
参道途中にある昭和4年建立の獅子山
阿は雄々しく立ち、吽は下にいる子狛を見守っています。尾の形が変わっています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和4年(1929)2月17日建立)
境内の様子
拝殿
覆い屋と本殿
境内社:稲荷神社 境内社:雷電社、神明社
参道途中に建つ神楽殿 鎮守の杜の様子