武野上(たけのがみ)神社

秩父郡長瀞町本野上(平成18年9月10日)

 この神社は秩父鉄道・野上駅の南西約250mに鎮座しています。ご神木の大ケヤキ以下9本のケヤキが聳え立つ境内は、周囲の暑さとは裏腹にとても涼しく、木陰で読書をしている人や、中学生が休んでいるのを見かけました。境内や、屋根・彫刻の素敵な本殿、境内社などが良く整備され、気持ちの良い神社でした。。
 案内によると「元々は中野上の産土神で、丹生明神と呼ばれていました。明治42年、近隣の白峰神社、弁財天、八坂神社、稲荷神社を合祀して武野上神社と改称しました。御祭神が罔象女神(みずはのめのかみ)で水神のせいか、例祭には良く雨が降り旗幟が濡れ「丹生の濡れ旗」と呼ばれています。」とあります。

神社入口 彫刻の施された手水舎
昭和27年生まれのしょうわ狛犬
(昭和27年10月16日建立)
拝殿 こけら葺き流造りの本殿。
彫刻も見事です。
昭和17年生まれの狼。阿には可愛く見上げる子狼がいます。
秩父というと三峯神社を代表とした狼文化圏ですが、長瀞あたりもその範囲に入っているのでしょうか?
(昭和17年4月1日建立)
神楽殿 境内社・白峰神社
境内社・武野上弁財天拝殿 境内社・武野上弁財天本殿
境内社・八坂神社 境内社・稲荷神社
樹齢約700年、
町指定天然記念物のご神木・大ケヤキ