天満宮

鳥栖市平田町3102(平成23年8月5日)

東経130度28分35.51秒、北緯33度21分51.51秒に鎮座。

 この神社は肥前麓駅の北西約400mに鎮座しています。
 31号線から北に入り神社に向かうと、前方に石段・鳥居・大きな鎮守の杜が見えます。ここが平田天満宮で、境内は小丘上に造られています。境内入口には文化10年生まれの蹲踞と構えで一対の狛犬が居て、木々が切り払われた境内中央奥に、千鳥破風付き入母屋造りの開放的な拝殿、更に石段を上がった奥に同じく入母屋造りの本殿が建立されていますが、両社殿共に目貫彫刻や木鼻の彫刻類が施されています。

 創建年等の由緒・沿革等は不詳ですが、御祭神は管原道真公です。

社頭
神社入り口の石段参道
一の鳥居 鳥居に掛かる額
境内へと続く石段参道
境内入口
境内入口にいる文化10年生まれの狛犬
阿は蹲踞、吽は構えの一対で、阿は口中に玉を含み、背筋を伸ばして狼が遠吠えをしているようなスタイルです。吽は大顔で意思の強そうな太い眉毛をしていて、鬣が足下まで伸びています。1800年前後の数十年の間だけに鳥栖・三養基郡辺りで多く見られる狛犬だそうですが、どういうきっかけでこんなに姿の異なった組み合わせができあがったのでしょうか?狛犬の黄金時代の少し前なのに、こういう独特のスタイルの組み合わせを始めて考えた石工さんに脱帽!
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化10年(1813)癸酉9月吉祥日建立)
境内の様子
拝殿
拝殿唐破風下の彫刻
木鼻・狛犬と獏
本殿参道の様子
本殿
本殿破風下彫刻
本殿目貫彫刻
本殿木鼻・獏