八坂神社

武雄市西川登町小田志19616(平成23年11月4日)

東経129度58分41.62秒、北緯33度7分15.21秒に鎮座。

 この神社は長崎自動車道の西、嬉野市に近い西川登町小田志地区に鎮座しています。村落の道路に面した住宅脇に参道の入口があり、境内へは20段くらいの石段を上がっていきます。境内入口に立つ鳥居には、珍しく社名ではなく「鶴」の姿が彫られた額が掛かっています。境内は三段に分かれ、中の境内には拝殿、上の境内には嘉永5年生まれの狛犬が護る石殿の本殿が建立されています。本殿の右を森に沿って回り込んでいくと沢山の石祠や境内社が纏められ、そのもっと右には神仏混淆の時代の名残と思われる石仏等が沢山祀られていました。

 御祭神は素盞鳴尊と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。

参道入口
石段の参道
境内入口
境内入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額「鶴」
下の境内の様子
石段参道と中の境内入口
中の境内に立つ灯籠と、上に乗る狛犬
立ち上がり気味の岩狛で、しっかりと丁寧な彫りをしています。
狛犬の拡大写真はこちらで
開放的な拝殿
石段参道と上の境内入口
上の境内入口にいる嘉永5年生まれの狛犬
塩田型の狛犬ですが、どっしりとした体格で蹲踞し、阿は口中に玉を含んでいます。鬣や顎髭、脇毛、尾の毛筋がはっきりと線刻され、華やかな感じに仕上がっています。やや上向きで、笑いあっているような、にこやかな感じが良いですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永5年(1852)壬子盛秋建立)
上の境内の様子と、石殿の本殿
(石殿両脇にも華やかな狛犬がいますが、我が狛犬専従写真班は撮り忘れてきた様です。)
末社群入口
天満宮 天照皇太神宮
大山祇命 水神社等
不明の石祠 不明の境内社
不明の境内社 石仏
境内右手山中に祀られる石仏群