上滝(わたき)八幡神社

武雄市朝日町甘久(平成23年11月4日)

東経130度2分34.01秒、北緯33度12分45.91秒に鎮座。

 この神社は朝日小学校の北東約200m、嘗て別当寺だったと思われる高峰寺と並んで、小高い丘上に鎮座しています。
 参道入口に立つ一の鳥居を潜ると石段の参道が続き、途中の踊り場には狛犬が乗った灯籠が奉納されています。境内入口には二の肥前鳥居が立ち、下の境内には参道左に御堂が配され、中の境内には平成11年生まれの玉取狛犬が護る入母屋造りの拝殿、石垣の上に造られた上の境内には本殿が建立されています。境内左には合社として天照皇大神宮、天満宮、稲荷社、八大竜王等が祀られています。

 御祭神:応神天皇、菅原道真
 祭礼日:7月15日
 境内社:天照皇大神宮、天満宮、稲荷社、八大竜王、生田大明神
 由緒:創立年代は明らかでないが、後藤氏が、武雄に下って来た時(1120頃)、資茂(二代)が、米を供えて武運長久を祈ったと云う。
 江戸時代は、蓮池藩の川古郷に属し、本藩より遠かったので、神事も不充分だった上に、文政7年の火事で全焼した。文政10年仮神殿を、明治14年に神殿、大正6年に拝殿を造営した。
 古い鳥居は安永4年(1775)に建立されている。この神社は、イツチ天満宮と云われるように、イツチの木で刻んだ天神像がまつってある。明治以前は、観世音も合祀された。
 境内には、多数の石像、石碑があり、長い歴史を思わせる。
(サイト「長崎街道今昔」より)

社頭
入口に立つ一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
石段参道
踊り場に立つ狛犬が乗った灯籠
狛犬の拡大写真はこちらで
境内へと上がる石段参道
境内入口に立つ二の肥前鳥居 鳥居に掛かる額
下の境内に建立されている御堂
石段参道と中の境内の様子
拝殿前にいる平成11年生まれの玉取狛犬
阿は口中に玉を含み、吽は前脚で玉を押さえつけています。
(平成11年(1999)7月吉日建立)
拝殿
本殿への参道
石段参道と上の境内入口
本殿
境内左に祀られる合社入口
生田大明神 太神宮、天照太神宮
合社鞘堂
稲荷大明神 石祠
天満宮 御神体と石塔