淀姫神社

佐賀市川副町福富69(平成23年8月8日)

東経130度19分53.87秒、北緯33度13分34.03秒に鎮座。

 この神社は佐賀東高等学校の南東約1km、クリーク(用水路)に囲まれた社地に鎮座しています。
 「淀姫社」の額を掲げた一の鳥居は、境内の南約80m程に立ち、境内入口には二本のご神木・楠が聳え、二の肥前鳥居を潜るとアーチ型の神橋が架かっています。境内に入ると、真っ直ぐに伸びた参道奥に、明治35年生まれの狛犬に護られた入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立され、その左にも明治22年生まれの岩狛さんが境内社を護っています。又、境内左最奥には石祠群が纏められています。

 御祭神:豊玉姫命、配祀神:天照皇大神、天御中主命、志那加津彦命、綿津見命
 祭礼日:不明
 境内社:多数
 由緒:旧村社で、創設年代は不詳。古より産土の大神として崇敬されている。大和町川上の与止姫神社から分霊されたと伝えられる。現存の鳥居の石文の中にみえる川上神社の銘によっても、何らかの関係があったことを推察することができる。
(「佐賀市地域文化財データベースサイト さがの歴史・文化お宝帳」より)

参道入口
参道入口に立つ一の鳥居 鳥居に掛かる額「淀姫社」
社頭
神社入り口に立つ二の肥前鳥居 鳥居に掛かる額「淀姫社」
参道の様子
神橋
境内の様子
拝殿前、明治35年生まれの狛犬
丸い顔にまん丸い目、可愛い牙がチャームポイントの、怖そうに見せたいけれど可愛い狛犬です。蹲踞の姿勢が綺麗で、鬣、体毛、飾り毛、尾の毛筋が一本一本丁寧に彫られています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・今泉武市 明治35年(1902)壬寅正月吉日建立)
拝殿
本殿
境内社
境内社を護る明治22年生まれの岩狛さん
筋肉質で若々しく、尾が装飾的に彫られています。阿の口中には玉が含まれています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治22年(1889)己丑8月吉日建立)
石祠群 石祠群
大きな石祠 宝物庫?
境内入口に聳える二本のご神木・楠