天満宮

佐賀市鍋島町森田(平成23年8月7日)

東経130度15分18.69秒、北緯33度15分57.45秒に鎮座。

 この神社は鍋島駅の北西約1.8km、豊かな田園地帯に鎮座しています。
 遠くから楠の大樹を中心とした大きな森が見え、神社正面に廻ると、真っ直ぐ北に延びた参道奥に「天満宮」の額が掛かった明神鳥居が見えています。鳥居を潜ると神橋があり、是を渡ると境内となります。周囲を木々に囲まれた境内は清々しく、最奥に、大振りな肥前狛犬に護られた入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立されています。境内周囲には稲荷社等の末社、貞享3年(1686)年に奉納された庚申塔が点在しています。

 御祭神は管原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。が、少なくとも江戸時代初期には創建されていたものと思われます。

神社遠景
社頭
神社入口
入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額
境内入口
神橋
境内の様子
拝殿前にいる大振りな肥前狛犬
風化が進み、苔生して、顔立ちが明瞭で無くなっていますが、かろうじて阿吽の別が分かります。顎髭と鬣が一体化してやや盛り上がり、頭部と身体を区別、又、上腕に肉を付け前腕と区別したりして、初期の物より表現がやや進化しています。
狛犬の拡大写真はこちらで
肥前狛犬が護る拝殿
拝殿内の様子
本殿
石祠 石祠
境内社 稲荷社
貞享3年(1686)年の庚申塔