天満宮

佐賀市川副町鹿江505(平成23年8月4日)

東経130度19分28.26秒、北緯33度11分58.23秒に鎮座。

 この神社は小々森や西古賀との境界近くに鎮座しています。
 神社前には小川が流れ、神橋が架かっています。入口の鳥居を潜ると大松が参道に横たわるように育ち、自然の迂回路が出来ていました。二の鳥居を潜ると拝殿前には狛犬が居り、まるでこの狛犬に招かれるように楽しい気分で参拝が出来ます。入母屋造りの拝殿には千鳥破風と唐破風が付けられ、本殿は一間社流造で建立されています。

 御祭神:菅原道真、応神天皇、天御中主尊
 祭礼日:不明
 境内社:寄せ宮社
 由緒:享禄元年(1528)創建。江遠江守兼明が本村に築城したとき、その菩提寺として円照寺を開いた。そして、円照寺の末寺として12ヵ寺を建て、また今古賀神社を同寺の鎮守として勧請した。
 さらに、北小路の天神社を居城鬼門除けの神社とし、南小路に天満宮を創建したという。
(「佐賀市地域文化財データベースサイト さがの歴史・文化お宝帳」より)

神社遠景
社頭
神橋
入口二立つ一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子
境内に立つ二の台輪鳥居
境内の様子
拝殿前、昭和3年生まれの狛犬
阿は口中に玉を含み、吽は片前足を挙げて「おいでおいで」と誘っているように見えます。鬣や尾のカールの筋がはっきりと付き、面白く流しています。三人の石工さんの共同作品のようですが、この地域では珍しい意匠なのではないでしょうか?
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・徳永次吉 矢ヶ部文八 小柳綱次郎 昭和3年(1928)10月建立)
拝殿
拝殿唐破風下彫刻
拝殿木鼻・狛犬と象
流造の本殿
寄せ宮社
ご神木・松