天満宮

佐賀市大和町東山田上戸田(平成23年8月6日)

東経130度15分35.03秒、北緯33度18分7.54秒に鎮座。

 この神社は川上小学校の東約300mに鎮座しています。左手に大樹、その他の三方には所々に植え込みが植えられ、入口に文政4年(1821)建立の台輪鳥居が立つだけで、周囲には玉垣など社地と一般道を区別する物がない、とても開放的で親しみやすい神社です。
 境内は広々と明るく、正面奥に岡崎現代型狛犬が護る千鳥破風入母屋造りの開放的な拝殿、奥の石垣上に大きな石祠の本殿が建立されています。そして境内周囲には弁財天、地蔵堂など石碑や末社が点在しています。
 実はこの社には本殿石祠を護るように肥前狛犬がいるとの事前情報があり、参拝したのですが、狛犬の影も形もありません。狛犬に会えるのを楽しみにはるばると遠方からやってきたのですが…私の落胆ぶりをご想像ください。一体何処に消えてしまったのでしょうか?  実は、今回の佐賀神社探訪で、三社ほど、以前は居た筈の肥前狛犬が見あたりませんでした。博物館や公民館に保護されているのであれば良いのですが、盗難に遭っていたのだとしたら…、心配でなりません。

 御祭神は管原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。

社頭
入口に立つ文政4年(1821)建立の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
開放的な拝殿
大きな石祠の本殿
嘗ては、この本殿脇に小さな肥前狛犬がいました。
弁財天 地蔵堂
末社と石仏 忠魂碑