天満宮

佐賀市大和町尼寺(平成23年8月6日)

東経130度16分41.22秒、北緯33度18分10.87秒に鎮座。

 この神社は263号線・駄市川原信号から西に入り、200m程進み、右に曲がって真っ直ぐ北に200mで境内の入口となります。
 入口に立つ肥前鳥居は慶長12年(1607)造立で町内最古の鳥居だそうです。その鳥居を迂回するように右側から境内に入ると、参道左右には結界の注連縄が拝殿の木鼻までずっと掛けられています。この様な結界は佐賀では始めて見ました。拝殿前では、目鼻立ちも定かでは無くなった肥前狛犬と岩狛さんが出迎えてくれます。入母屋造りの拝殿内には「天満宮」の学が掛かり、天井には綺麗な彩色の天井画が描かれています。又、本殿前には随神さんがいらっしゃいました。

 御祭神は管原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。

神社遠景
社頭
入口に立つ慶長12年(1607)造立・町内最古の肥前鳥居
参道の様子
拝殿前、閑かに座る肥前狛犬
永い歳月風雨に晒され、顔立ちは定かでは無くなっていますが、浅いお腹の刳りや、おかっぱのような短い鬣、前足の付け根、太ももなどに微かに線が残っています。台座の上で大事にされているようですが、何とか長生きをしてもらいたいものですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿前、明治36年生まれの岩狛さん
厳つい獅子顔で、大きく口を開けて咆吼している阿が、躍動的で今にも飛びかかってきそうです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治36年(1903)9月吉日建立)
拝殿
拝殿内の様子
拝殿に掛かる額
拝殿天井絵
本殿
本殿正面にお座りの随神さん
参道記念碑 円柱に彫られた石仏
愛宕山・馬頭観音他
鎮守の杜