金立神社中宮

佐賀市金立町金立(平成23年8月6日)

東経130度18分12.44秒、北緯33度19分43.45秒に鎮座。

 この神社は長崎自動車道の北、弘学館高校の北西に鎮座しています。
 中宮までの道路は未舗装で、しっかりとした地図を見ていないと不安が募る…そんな道を進むと道路突き当たり右に小さな神社が見えてきます。そこが金立神社中宮なのですが、ついさっき金立神社下宮の参拝を済ませてきたばかりなので、その規模の違い、格差にビックリ!奥社は金立山(標高501m)山頂に鎮座するので、鳥居と石祠程度という規模でも充分納得出来ますが、山腹にある中宮がこの程度の規模というのは、全国の徐福ファンの方は驚かれるのではないでしょうか?

 金立山(標高501m)山頂に徐福を祭祀する金立神社は、奥の院、上宮、中宮、下宮、下之宮があります。
 創建時期は古くて不明ですが、「日本三代実録」に、金立神は「清和天皇の貞観2年(861)3月、正六位上から従五位下に昇叙、光孝天皇の元慶8年(884)12月従五位下から従五位上に昇叙」の記録があります。
 貞観2年(861)にすでに正六位上の叙位を受けていたのですから、金立神社の創建は更に遡るものと思われます。
 金立神社の御祭神は保食神(穀物の神)、罔象売女命(水の神)と、秦の徐福の三柱です。
 金立山山頂に上宮・奥の院、中宮は金立神社参道七曲入り口の山腹、下宮は金立山麓に鎮座し、社務所は下宮にあります。
 更に、徐福上陸の浮盃にある下之宮へは50年に一度上宮から「御神幸」があり、徐福が通った途を辿ります。

社頭
参道途中に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
神社全景
拝殿
本殿