海童神社

佐賀市西与賀町高太郎(平成23年11月5日)

東経130度16分01.34秒、北緯33度12分55.31秒に鎮座。

 この神社は444号線・丸目信号の50m程東に鎮座しています。多分神社の敷地内に公民館が建てられたのでしょうが、現在では神社の方が間借りしているような感が有ります。
 境内に入ると正面に丸目公民館と社殿が一体となった建物が建っており、右端に鳥居が建立され、公民館右の社殿前に平成生まれの厳つい岩狛さんがいます。境内右隅に石祠や石仏が纏められ、そこに先代の狛犬が一体だけ置かれています。

 御祭神:龍神
 祭礼日:旧11月1日、旧15日
 境内社:八大龍神、天照皇太神宮、稲荷社等
 由緒:祭神は龍神であり丸目氏子の建立といわれている。祭典は旧11月1日と旧15日に行う。
 竜王神社と海童神社も漁村に多いが、漁業との関係は直接でなく、漁村が一般に海岸近くにあって、海の被害を受けやすいために祀られているので、海の被害を受けて、海波の静穏と堤防の安全を願う沿岸住民の職種をこえた信仰である。有明海沿岸は沖積平野が広く存在しているため海面との高低の差がほとんどなく大暴風雨に見舞われ堤防が決壊すると沿岸住民は大被害をこうむるのであって、古来いくたびとなくその辛酸をなめ、海波の静穏と堤防の安全を祈念したとされている。
(「佐賀市地域文化財データベースサイト さがの歴史・文化お宝帳」より)

社頭
境内に建つ鳥居 鳥居に掛かる額「海童社」
境内の様子
境内には丸目公民館と社殿が一体となった建物が建っています。
社殿前に居る平成生まれの岩狛さん
狛犬の拡大写真はこちらで
(平成14年(2002)5月吉日建立)
社殿
八大龍神、天照皇太神宮 庚申塔等
稲荷社等 霊窓賢嶺等
三界萬霊塔等
境内隅にいる明治21年生まれの先代さん
阿が一体残っているだけの砥川型狛犬です。溌剌とした元気そうな子で、相方がいなくなってしまったのが残念です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治21年(1888)建立)