八幡神社

佐賀市嘉瀬町中原93(平成23年8月8日)

東経130度16分29.5秒、北緯33度14分13.97秒に鎮座。

 この神社は本庄江川西岸近くの、クリーク(用水路)が網の目状に発達した田園地帯に鎮座しています。
 道路上に立つ一の鳥居から東に200m程進むと、大楠の手前に、灯籠と「鎮守八幡宮」の額が掲げられた古そうな肥前鳥居が建立され、神橋を渡り神門に至ります。清々しい境内中央にも灯籠が建立され、その奥に慶応元年生まれの岩狛さんが護る、拝殿、弊殿、本殿が建立されています。又、境内周囲には境内社の石祠が祀られ、石碑等も置かれています。

 御祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
 祭礼日:1月1日・元旦祭、1月2日・家内安全祈願祭、3月11日・春祭、4月24日・慰霊祭、8月1日・夏祭、10月第二土・日曜日・例大祭(おくんち)、12月11日・新嘗祭
 境内社:太神宮、八天狗、中王、太神宮等
 由緒:八幡大菩薩を神体とし応神天皇、仲哀天皇、神功皇后を祭神として祀ってある。弓矢の神として信仰厚く、安元元年(1175)地頭の徳善太郎平益信が鶴岡八幡宮の分霊を勧請し、建久6年(1195)祭殿を建立。のちに鍋島平右衛門清久(藩祖直茂の祖父)の保護を受けた。藩祖直茂の代に祭祀を興し寛永2年(1625)社殿が新しく造営された。明治6年、村社に指定された。
 祭典は、1月1日の元旦祭、1月2日の家内安全祈願祭、3月11日の春祭、4月24日の慰霊祭、8月1日の夏祭、10月第二土・日曜日の例大祭(おくんち)、12月11日の新嘗祭である。

社頭
入口に立つ肥前鳥居 鳥居に掛かる額
「鎮守八幡宮」
神橋
神門
境内の様子
拝殿前、慶応元年生まれの岩狛さん
鬣を逆立て、恐竜のような怖〜い感じで、迫力がある狛犬です。岩の上から威嚇しながら咆吼しているような威圧感と、逆立つ鬣の房や複雑に絡み合った尾の毛先など、石工・八兵衛さんの並々ならぬ技量を感じさせます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(長瀬町石工・八兵衛 慶応元年(1865)乙丑猛秋吉辰建立)
拝殿
本殿
太神宮、八天狗等 中王、太神宮等
境内社 石碑
ご神木・大楠
神社から200m程西の、道路上に立つ一の鳥居
(突然の雷雨に車の中に逃げ込み、外に出られない状態のままフロントガラス越しに撮ったので、写りが悪くてすいません。)