西宮神社

小城市牛津町柿樋瀬1081(平成23年11月5日)

東経130度12分18.89秒、北緯33度14分49.8秒に鎮座。

 この神社は207号線・江津信号北に鎮座しています。
 道路に面した参道入口には灯籠と「西宮社」の額が掲げられた一の鳥居が建立され、赤煉瓦で囲まれた境内前にも藩主が建立した二の鳥居が立っています。境内前のクリーク(用水路)には神橋が架けられ、境内入口には四角柱の変わった鳥居が建立され、道路側に近い境内右には樹齢300年のご神木・大楠が二本、クリーク方向に向かって樹勢を誇っています。
 向拝のない拝殿前には若々しい岩狛さんが居り、本殿は蔵作りのような大きな石殿です。又、境内には末社や石碑が纏められています。

 御祭神:夷神
 祭礼日:不明
 境内社:天照皇太神宮、稲荷社等
 由緒:大化2年(646)に勧請されたと伝えられる。後に小城藩より社殿を建立崇敬された。境内には二代鍋島直能、九代同直尭建立の鳥居がある。
 西宮神社の祭神夷神は伊邪那岐神と伊邪那美神の御子の蛭子で、葦船に入れて流され、摂津国(兵庫県)西宮に流れ着いた。西宮の人々が夷三郎殿と号したことから、夷三郎大明神として崇められたといわれている。夷神は商業の神様、福の神として一般に広まって各地に勧請されている。

参道入口に立つ一の明神鳥居 鳥居に掛かる額「西宮社」
参道の様子
参道途中に立つ二の肥前鳥居 鳥居に掛かる額「西宮」
社頭
神橋
境内入口に立つ鳥居
境内の様子
拝殿前、建立年代不明の岩狛さん
若々しい顔つきで、筋肉の瘤が見える太い股が躍動感を感じさせます。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿目貫上の彫刻・竹林の虎?
拝殿内の様子
本殿
天照皇太神宮、稲荷社等 大乗妙典壱宇一石塔等
聖徳太子神霊 当社再建人名標
樹齢300年のご神木・大楠
樹齢300年のご神木・大楠