彦山神社

四角い扁平な顔で、丸い可愛い眼と綺麗に並んだ平歯がチャームポイントでしょうか? 丸い耳が少し盛り上がり、短い鬣は中央から左右に流しています。胴の下の刳り抜きは浅く、尾は見えません。
四角い顔で、中央の鼻を除いてややえぐられた感じの頬の上に、線書きのように目が付けられています。耳と一体化した感じの縦ロールの鬣はしっかりと彫られ、尾は風化により形は定かではありません。胴の下の刳り抜きは浅く、吽として作られています。
面長の顔の中央に鼻筋が通り、まん丸の眼の左右に線書きで少し大きく耳が彫られています。模様のない鬣は身体から少し盛り上がり、尾は一本、直線的に身体を這い上がっています。前肢下肢は独立して彫られています。
お腹の下の刳り抜きは浅く、横から見た姿は小熊の様です。扁平な顔の横は口の端として大きく開けられ、眼は完全に線書きで表現されています。尾は先が三本に分かれています。
磨耗が激しく、表情が分かりません。横になっている姿は牛のようにも見えます。