佐渡宮

三養基郡上峰町坊所(平成23年8月6日)

東経130度25分24.08秒、北緯33度18分51.56秒に鎮座。

 この神社は上峰小学校の西約100mに鎮座しています。
 社地は道路より少し高く石垣の上に造られています。境内の入口には慶長十年(1605)造龍の肥前鳥居が立ち、明るく整然と整えられた境内奥に、阿は蹲踞、吽は構えの変わった狛犬が護る拝殿と本殿が建立されています。
 社殿右には坊所鍋島(周防守)の祖である鍋島清虎(生三)公が祀られています。

 御祭神:応神天皇・神功皇后・玉依姫命
 祭礼日:不明
 境内社:生三明神社他多数
 由緒:佐渡宮は、菊池氏の一族(姉川氏)が、正平4年(1349)に筑前筥崎宮の分霊を勧請し創建した。
 その後、坊所鍋島(周防守)の祖である鍋島清虎(生三)が再建し、慶長十年(1605)鳥居を建立した。

社頭
神社入り口 石段参道
境内入口に立つ肥前鳥居と鳥居にかかる額
町指定重要文化財で、江戸時代慶長10年(1605)造立。
境内の様子
拝殿前、文化6年生まれの狛犬
阿は蹲踞、吽は構えの一対で、1800年前後の数十年の間だけに鳥栖・三養基郡辺りで見られる狛犬です。スマートで滑らかな体躯、縦ロールの鬣は二段になっています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化6年(1809)己巳12月吉日建立)
拝殿
本殿
境内社:生三明神社
太神宮他 末社
末社 社務所
本殿北の整然と整えられた社地の様子