天満宮

杵島郡白石町辺田(平成23年8月7日)

東経130度6分42.85秒、北緯33度9分24.04秒に鎮座。

 この神社は214号線・稲佐神社入口信号から東南に約500mの位置に鎮座しています。
 こんもりとした小丘は島津の岡で、ここには12世紀末頃、島津城という山城が築かれていたそうで、入口左脇に「島津城址」の碑文が書かれていました。又、入口には社名が書かれた額が掛かった台輪鳥居が立ち、二人がやっと並んで歩けるくらいの石段の参道が境内まで続いています。梅の木が植えられた境内には、肥前狛犬が護る、左・辨財天、右・天満宮の小祠が祀られています。

 御祭神は管原道真公、市杵嶋姫命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。

社頭
入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
「島津城址」石碑
入口鳥居右奥にいる一体だけの肥前狛犬
石垣の上に吽だけが残されています。磨耗が激しく顔つきも定かではありませんが、全体から受ける雰囲気がとても可愛い子です。
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石段の参道
元の島津城址、現在は天満宮の境内入口
境内の様子
肥前狛犬が護る、左・辨財天、右・天満宮の小祠
辨財天、天満宮の小祠を守り続けている健気な肥前狛犬
阿吽の位置が反対で、吽だけ足が少し刳り抜かれているので、もしかしたら、一対ではないのかも知れません。磨耗と苔で表情も良く見えませんが、それだけに健気さが前面に出てきて、可愛さも一入です。
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