大江神(おおえかみ)大神宮

杵島郡江北町山口5034-2(平成23年11月5日)

東経130度09分07.64秒、北緯33度13分42.82秒に鎮座。

 この神社は新堤傍の35号線沿いに鎮座しています。
 参道入口から神社までは凡そ180m、境内入口には二の鳥居が建立され、下の境内左には御堂、右には社務所が配されています。三の鳥居を潜ると石段が上の境内まで続き、上の境内入口には、この地域では珍しい筑後型の力強い狛犬がいます。
 上の境内には、千鳥破風、唐破風月入母屋造りの豪華な拝殿、三間社流造の本殿が建立され、裏側は崖になっています。
 大江神の名称は、天照大神が大江に上陸して、その後当社に鎮座したという伝承に基づいているのだそうで、春の祇園、秋のおくんちが有名な神社だそうです。

 御祭神:天照皇大神、豊受姫大神
 祭礼日:祈年祭・3月21日、八朔祭・9月1日、例祭・10月19日、新嘗祭・11月26日
 由緒:天平3年(731)9月15日井崎越前守藤原長正初めて社職の命を蒙り子孫代々社務奉仕せし処、天正9年(1582)4月龍造寺和泉守本社再興あり。其後鍋島直茂公殊に御崇敬にて御供米七斗五升御寄付、本社は多久私領にて長門殿より敷地先例により御免地となる。尤も元才5年庚申9月茂尭殿より米三升宛永代御寄付の達書等は現今保存せり。
 元禄12年(1699)宝殿再興棟札銘に国君邑主の御姓名を記しあり。

35号線沿いにある参道入口
参道入口に立つ一の肥前鳥居 鳥居に掛かる額
境内入口に立つ二の鳥居 鳥居に掛かる額
下の境内の様子
下の境内に建立されている御堂
三の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
石段参道
上の境内入口
上の境内入口にいる昭和15年生まれの狛犬
この地域では珍しい筑後型の力強い狛犬です。阿は垂れ耳、吽は立ち耳で、やや獰猛そうな顔つきで、立派な体つきをしています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和15年(1940)建立)
千鳥破風、唐破風月入母屋造りの豪華な拝殿
拝殿内の様子
三間社流造の本殿
推定樹齢310年のご神木・大楠