琴路(ことじ)

鹿島市納富分若殿分(平成23年8月7日)

東経130度5分34.71秒、北緯33度5分30.96秒に鎮座。

 この神社は中川のすぐ南に鎮座しています。入口には神橋が架かり、鳥居を潜るとすっきりと下境内奥に白壁に朱の屋根の社殿が建立されています。社殿内には石の御神体が祀られ、境内周囲には、石碑が置かれています。

 この社には案内が無いのですが、納富分1939−1の琴路(きんろ)神社の案内に『鎌倉時代の仁和2年(1241)に三河内の三嶽神社の下宮として吉野権現を勧請したもので、「琴を渓流に流して、その留まる所に社殿を営んだ。」と伝えられています。室町時代には中宮として納富分に琴路宮(ことじぐう)が祀られています。』とあるので、この社は三河内の三嶽神社の中宮として室町時代に創建され、御祭神は広国押武金日命(安閑天皇)、吉野水分大神、倉稲魂大神と思われます。

社頭
境内入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
社殿
御神体
石碑 石碑
石碑 石碑