五の宮神社

鹿島市森1385 (平成30年12月26日)

東経130度05分17.21秒、北緯33度07分15.25秒に鎮座。

この神社は、JR長崎本線・肥前鹿島駅の北西1.7km程の辺り、森の街中に鎮座しております。

御祭神 水象女神

由緒
塩田川南岸の鹿島平野に、こぶしを伏せたような標高24mの小高い丘があり、全山が楠の老木に覆われています。
この丘の麓に鎮座している五の宮神社は、奈良時代初期の和銅2年(709)の建立と伝えられ、塩田川上流の嬉野市塩田町宮本にある丹生神社と同じく水象女神が祭神です。塩田川水系の治水鎮護のため奉祀して、丹生神社から5社、また伊弉冉命の5子にあたるので五の宮神社の名前があります。
鹿島藩歴代藩主の信仰もあつく、『鹿島志』などの記録にあるように、江戸時代は水害や干ばつの雨乞い、疫病に霊験があるとして、近郷の農民達に崇敬されました。現在でも北鹿島地区の氏神であり、毎年10月の第3日曜日に獅子舞の奉納と神輿の行幸が行われます。境内には、慶安元年(1648)に3代藩主鍋島直朝が寄進した肥前鳥居が立っていて、紀年銘のある肥前鳥居では市内最古です。
なお背後の丘上は、天正4年(1576)龍造寺隆信が神埼郡の犬塚盛家(鎮家)を藤津地方に送りこみ、当時藤津地方に勢力を持っていた有馬氏の討伐に先だって築かせた砦跡(森岳城)です。
境内由緒書き より。

一の鳥居

二の鳥居

拝殿

玉垣前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和20年(1945)12月建立)

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿内部

本殿覆屋


塩竈宮鳥居

塩竈宮社殿


末社

石仏等