金武(かなたけ)神社

伊万里市二里町中里甲 (平成29年4月6日)

東経129度51分15.34秒、北緯33度14分58.22秒に鎮座。

この神社は、松浦鉄道西九州線・金武駅の西北西300m程の辺り、二里町中里甲の街中に鎮座しております。

御祭神 

由緒
中世末ごろ、有田郷を領有した有田丹後守盛公氏は、領内支配のため金武に代官を置いた。池田代官は屋敷の一角に小祠を設けて弁財天を祀り、領内の安穏と五穀豊穣を祈念した。池田代官とは、有田唐船城の城代池田武蔵守のことである。
天正4年(1576)有田氏が龍造寺氏に降ると、代官は廃されたが弁財天祠は残った。その後村人は社殿を改め、村の鎮守として代々弁財天を崇敬してきた。
弁財天はサロパティといって、印度で河の神格化されたもので、音楽や弁説(知恵)の神といわれている。祭る人々の願いに応じて色々の功徳を施すものとされ、室町以降は財宝をもたらすと解釈されたことから弁財天となった。また、江戸時代からは七福神の一人とされ、人間に幸福と子孫をもたらす神とされる。
寛政6年(1794)に建てられた鳥居の額には「八臂宮」と彫ってある。これはここの弁財天が、江の島の弁財天などのように琴を弾く姿ではなく、八本の手を持った姿に現されているからである。各手には、宝珠・宝剣・槍・輪宝・弓・矢・棒・鍵を持っている。
境内由緒書き より。

神社入口入口

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

拝殿内部

本殿

左右の脇社

稲荷神社