諏訪神社

佐渡市河原田諏訪町(平成19年4月29日)

 この神社は河原田諏訪町の中心部に鎮座しています。玉垣代わりの石の塀に囲まれた境内入口には、誇り高く「郷社 諏訪神社」の社号標が建ち、その後に目にも鮮やかな朱色の大きな靖国鳥居が建っていました。その右手には境内社・招魂社が祀られ、そして石畳の続く境内奥には、寺院の本堂のような朱の欄干が映える大きな拝殿が、荘厳な雰囲気を漂わせ建てられています。でも、市街地なので致し方ないのかも知れませんが、これで古木の聳える鎮守の杜があったら、とても良い雰囲気になるのに…残念…という感があります。

 御祭神:建御名方命、上筒男命,中筒男命,底筒男命
 例祭日:1月1日・元旦祭、1月14日・厄除祈願祭、2月18日・春の大祭、4月26日・例祭前夜祭、4月27日・例祭、6月30日・水無月大祓、6月30日・住吉祭、7月16日・伊勢夜祭、7月24日・天神夜祭、8月28日・乙祭、11月25日・秋の大祭・招魂社慰霊祭、12月31日・除夜祭
 境内社:五社神社、伊勢神社、招魂社
 由緒:仁和2年(886)に信濃から移り住み河原田を開墾した人達が、故郷の氏神である諏訪社を祀ったのが起源です。御祭神は信濃諏訪社から分霊した建御名方命で、後に中町に鎮座した住吉神社(上筒男命,中筒男命,底筒男命)を合併しました。(新潟県神社探訪参照)


社号標「郷社 諏訪神社」 神社入口
安政2年(1855)生まれの大口ベース顔狛犬。
阿はまるで吸い込まれそうな程に開けた口から舌を出し、吽は前脚が二本とも折れています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安政2年(1855)7月建立)
朱の欄干が映える大きな拝殿
拝殿内の様子、本殿正面
本殿覆い屋 境内社・五社神社
境内社・招魂社