河崎神社

佐渡市真木(平成19年4月30日)

 この神社は両津から45号線で東に向かい、河崎の集落から海岸べりの旧道に入り真更川を渡ると、その河口に鎮座しています。地理不案内のため新道から神社を探し、ウロウロしたあげく河崎の集落で土地の方にお聞きし、やっとたどり着いた神社です。河崎の名を冠していますが、真木地区の産土神でした。境内の右手は小丘陵で、久知本間氏配下、歌(雅楽)氏の居城・真更城があったところですが、鬱蒼とした鎮守の杜が海から直に吹き付ける風を遮り、夏は涼しそうで、のんびりと海でも眺めていると一日中飽きないのではないかと思われます。

 御祭神:建御名方命
 例祭日:4月15日(大獅子、鬼太鼓)
 由緒:文永11年(1271)信濃・諏訪大社上社本宮から分霊・勧請したと伝えられています。明治40年に近隣の諏訪神社(文永11年(1271)創建)を合祀し、河崎神社と改称しました。
 海辺の神社のせいか、「波が高く順徳上皇の船がつけないのを、真更川のさけが波を静めた」という伝説が残っています。

社号標 神社入口
参道の明神鳥居 境内から入口を振り返る
明治10年生まれの佐渡狛犬
この狛犬を見た時、土曜日のNHKのお昼の番組に出ている弁護士さんを思い出しました。一寸受け口で愛嬌のある顔つきが、何か人間くさい狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・古家半次 明治10年(1877)7月建立)
社殿全景
向拝の無い大きな拝殿
拝殿内の様子

本殿前の神殿狛犬・構え獅子
向日葵の花のように広がった鬣が特徴です。
本殿覆い屋
神社脇から見た両津湾の様子と雲間の夕日