白山神社

佐渡市琴浦(平成19年4月29日)

 この神社は琴浦地区の民家が密集した崖下に鎮座しています。極小規模の社地で左側はコンクリートの崖、右側には民家が建っています。拝殿の入口の額は二枚有り「白山宮」「白山神社」、社殿内には「白山大明神」の額が架かっていました。

 御祭神:菊理姫命
 例祭日:11月2日(鬼太鼓、小獅子)
 由緒:案内が無く、勧請年月・縁起は不明ですが、文献によると明治41年に、「宿根木地区・白山神社に大字琴浦の白山神社を合併した。」とあります。けれど現在、又この地に白山神社が鎮座していると云うことは、明治政府の一村一社令により、一旦は宿根木の白山神社に合併したこの社を、地区の方々の熱望により、再度遷座し直した…ということなのでしょうか?(新潟県神社探訪参照)

神社入口 境内の様子
明治35年生まれの佐渡狛犬。
目が大きく鼻や頬骨の感じが若干猿顔になっています。鬣が長く、尾は阿吽で工夫がしてあります。江戸時代の優雅な佐渡狛犬から、デフォルメ化が進み宇宙人のような感じになった大正・昭和の佐渡狛犬への移行期の感じがします。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治35年(1902)9月吉日建立)
拝殿
拝殿内の様子

境内社・天満宮 秋葉神石塔
入り口近くに纏められた仏像・お地蔵様