日吉神社

佐渡市新穂舟下(平成19年4月30日)

 この神社は舟下地域の237号線に面して鎮座しています。参道途中に小川が流れ、社務所が能舞台と兼用に為っていました。

 御祭神:大山咋神(旧祭神:聖真子権現、十禅師権現)
 例祭日:4月12日〜14日(日吉神社7社による大祭・山王祭)
 由緒:順徳上皇が佐渡に配流されて後、随臣蔵頭池清範は、上皇が日頃崇拝しておられた近江の日吉大社に詣でて、佐渡におられる上皇に後鳥羽上皇の御密旨を伝えさらに速やかに帰京できるように祈願し、奉賽として神霊を佐渡に分霊することを誓いました。そして鎌倉幕府の許可を得、佐渡に下り上皇に申し上げたところ、上皇もこれを許し、嘉禄二年(1226)山王七社を創建しました。
 現在で言うところの「日吉(山王)七社」とは、比叡山に鎮座する延暦寺の守護神で、大宮・二宮・聖真子・八王子・客人・十禪師・三宮の七社を指します。
 この社は明治7年、下村に鎮座していた第三・聖真子権現社に、舟代村に鎮座の第六・十禅師権現社を合祀し、明治11年日吉神社と改称したものです。

神社入口
昭和3年生まれの出雲構え獅子
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(昭和3年(1928)4月建立)
参道途中の朱の両部鳥居 社号標
向拝の無い大きな拝殿
拝殿内の様子

本殿覆い屋 拝殿前から入口を振り返る