総社神社

佐渡市吉岡793(平成19年4月29日)

 この神社は国道350号線から国分寺に向かう道路の中間より少し手前、左側に鎮座しています。佐渡には立派な神社が多く、その惣社というので、より大きな神社と思って伺いましたが、落ち着いた佇まいで歴史も格式も感じられましたが、意外とこじんまりとした社地でした。

 御祭神:伊弉諾尊、伊弉冉尊、素盞嗚尊、誉田別命、天太玉命、大己貴命、少彦名命
 由緒:境内に案内板が二枚有ったので転記してみます。
○入口の案内板
 「総社
律令時代、国司がその任務の一つとして、国内神祇を巡拝することになっていたが、後世便宜上国衙の近くに諸神を勧請した神社が総社である。
この総社もはじめは佐渡国衙(檀風城址)の近くの八社林に鎮座したものを、徳治2年(1307)吉岡地頭本間氏によって現地に移されたものという。」
○境内右奥の案内板
 「総社神社由緒
 創立は詳らかではないが、往古は惣座大明神といい、文化中(1804〜1818)総社の1号に改められた。もと中沢田八社林に鎮座していたものを地頭本間氏の領地東西27間(約49m)南北六二間(約112m)の敷地に遷座し、例年流鏑馬の神事を奉納した。昔は国司が佐渡へ入ると必ず全島の式内社を巡拝するならわしであったが、その後各社をここに合祀して総社といい、国内官社9社に事ある時はまずここで儀式を行い、ちょうど京都の神祇官のようであったと伝えられる。」

社号標 神社入口
昭和10年生まれの狛犬
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(昭和10年(1935)5月建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿覆い屋 能舞台
ご神木 左脇殿
右脇殿
境内に咲いていた可憐なディジー
末社と板碑