度津神社

佐渡市羽茂飯岡550-4 (平成19年4月29日)

 この神社は羽茂川河口から3km遡った右岸に鎮座する、佐渡一ノ宮として崇拝されている神社です。穏やかな背後の山に抱かれ、豊かな鎮守の杜に囲まれ佇む様は神域に相応しく、佐渡式内社第一にふさわしい風格を感じさせます。

 御祭神:五十猛命
 例祭日:4月23日、歳旦祭・1月1日、全島交通安全祈願祭・4月21日、全島海上安全・大漁満足祈願祭・4月24日、新嘗祭・11月23日
 由緒:佐渡の国には式内社が九社あり、その第一の宮として古来より一ノ宮と称し、格式の高い神社でしたが、文明2年(1407)羽茂川の大洪水により社地・古文書等ことごとく流出した為、その由緒・縁起などは不詳となりました。その後現在地に遷座し、明治4年国幣小社に列せられました。現在の本殿は宝永6年(1709)に、幣殿・拝殿は昭和12年の造営によるもので、全部台湾産の檜が用いられています。
 御祭神の五十猛命は素盞鳴尊の御子で父神に似て勇猛なことから名付けられました。父神と共に樹木の種子を持ち、日本全土に植林を奨められ「植林の神」として崇められています。そして宮殿・家屋・船・車から日用器具の材料に至るまでこの神の御功績に依るところから「有功の神」ともいわれています。又、人々に造船・航海の術を授けられ各地に港を開かれた事からこの社の社号を度津と称しています。(境内案内より抜粋)
 4月23日の例祭には、子供たちによる勇壮なやぶさめが奉納されるそうです。

羽茂川対岸からみた神社遠景 一の明神大鳥居
豊かな鎮守の杜
境内入口と二の鳥居 社号標
「佐渡一ノ宮 度津神社」
参道の様子 神門
大きく荘厳な拝殿
拝殿内の様子

宝永6年(1709)建立の本殿 境内社・八幡宮
境内から入口を振り返る