佐渡市羽茂小泊114(平成19年4月29日)
この神社は小泊地区の国道350号線に面して鎮座しています。境内までは約200mの参道が続く広大な社地を保つ神社で、大木の茂る鎮守の杜も見事です。参道も境内も社殿も綺麗に整えられ、気持ちの良い参拝が出来ました。境内に入って先ず目に付くのは茅葺、寄棟の、如何にも佐渡らしい趣ある能舞台です。正面には向拝の無い大きな拝殿が建ち、入口には千鈴ならぬ多産・豊穣・開運をもたらすものとしての崇拝対象物・男性生殖器が沢山付けられていました。又、一の谷嫩軍記の弥平兵衛宗清にまつわる平家伝説を伴う小泊の石工さんが住んでいた地域だそうで、昔は生活に欠かせなかった石臼が300余り持ち寄られ全国的にも珍しいと思われる「石臼塚」が築かれていました。私達にはとても嬉しい明治16年生まれの出来の良い佐渡狛犬も建立されています。
御祭神:菊理姫命、伊弉諾尊、伊弉冉尊
例祭日:11月3日
由緒:創建は不詳ですが、伝承によると、屋島で敗れた平宗清が尾張の岡崎に住み、後に佐渡のこの地に住み、祠を建てて鎮守としたのが起源であると云われています。
(新潟県神社探訪参照)
国道350号線沿いに建つ 「白山神社 石臼塚 能舞台」の案内 |
神社入口 境内までは約200mの参道が続きます。 |
境内入口 | 社号標「村社 白山神社」 |
明治16年生まれの出来の良い佐渡狛犬。 流石、石工の村です、明治時代の佐渡狛犬としては破格に良い出来の狛犬です。威厳と気品を兼ね備えた顔つきで、滑らかな身体つき、丁寧な造りで保存状態も良好です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(明治16年(1883)8月建立) |
向拝の無い大きな拝殿 | 拝殿の釣り紐にかけてあった男性生殖器 古代から行われている多産・豊穣・開運をもたらす、呪力をもつものとしての崇拝対象物です。 |
相の間と本殿 | |
拝殿内の様子 |
茅葺、寄棟の趣ある能舞台 |
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