米郷大神宮

佐渡市米郷(平成19年4月29日)

　この神社は稲鯨地区で旧道に入り、村落を過ぎると左側に鎮座しています。海からの潮風が直に当たる場所に鎮座しているので、拝殿前は藁囲いがしてありました。

　御祭神：天照皇大神、豊受姫大神、配祀：天手力雄命、萬幡豊秋津姫命
　例祭日：6月16日
　由緒：創建は不詳ですが、明治16年の「神社明細帳」には、「米郷大神宮、祭神天照皇大神、米郷村産土神たり。元文3年(1738)再建の棟札あり。口碑によれば慶長12年(1607)吉田兼治、当国へ渡海の時勧請するといえり」とあります。米郷の沖合いには、伊勢神宮への神饌用の若和布を採取したとみられる「たかおんべ」・「ひらおんべ」という島があり、その関係から勧請されたのでしょうか。(佐渡ヶ島がっちゃへご「ガシマ」参照)

神社入口	社号標

建立年代不明の出雲丹後狛犬 潮風にあたり、阿は大分風化しています。

拝殿入り口	拝殿内の様子

本殿正面	神社前の海