三宮神社

佐渡市橘(平成19年4月29日)

 この神社は相川方面から45号線で南下し、橘地区で長手岬方面に右折。150m程進むと左に鎮座しています。この社も高瀬地区の三宮神社同様、順徳天皇縁の「第三皇子千歳宮」に因んでの「さんぐう」なのだそうです。

 御祭神:成嶋親王、合祀:素戔嗚尊
 例祭日:祈年祭・3月15日、例祭・10月15日、新嘗祭・12月1日
 由緒:橘地区の産土神で、創建は不詳です。承久3年(1221)の「承久の乱」で、佐渡ヶ島に遷幸された順徳天皇の皇子を千歳宮と称し、建長6年(1254)に18歳で薨じられました。宮は畑野村三宮に祀られ「親王大明神」と号しましたが、後、転じて「三宮大明神」と称するようになりました。
 後年、橘光行が来島し、畑野村三宮より分霊勧請し、この地に三宮大明神を創建しました。その折、石を削って御神体を彫刻したと言われています。
 明治6年村社となり、明治39年、荒沢神社(素戔嗚尊)を合祀しました。

社号標 神社全景
昭和18年という時節柄を現したかのような狛犬ですね〜。
(昭和18年(1943)10月建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿正面