白山神社

佐渡市達者(平成19年4月30日)

 この神社は相川から45号線で北上すると、達者川を渡るとすぐ右手に鎮座しています。

 御祭神:白山姫命、伊弉冊命
 例祭日:3月12日・春祭(神楽)、10月12日・秋祭(鬼太鼓・豆蒔き・獅子・富山流薙刀と棒術)
 由緒:創建は諸説があり、「宝暦寺社帳」には、「天正18年(1590)勧請、社人源左衛門」とあり、明治25年の「書上」には、この源左衛門は、「大野村(新穂村)の大野殿・本間小次郎の子孫で、達者村の開祖にて、この社を祀る」とあります。また御神体は、9cm程の金属性で、三浦藤吉の祖先が畑地を耕作中に掘り出されたと伝えられています。この三浦氏は水利権を持つ達者では中心的なお百姓で、本間氏とともに達者の鉱山稼ぎに来て、鉱山が衰退すると水田を開発したようです。一方、塩焼きを生業としていた釜所地区(北側)には熊野神社(伊弉冊命)があり、創立年代は白山神社より古いという説もあリますが、明治11年(1878)白山神社に合併されました。
 祭礼時の鬼太鼓、薙刀は安政3年(1856)8月の悪病流行の際、真光寺法導院の山伏が五郎平に宿泊し、若者の要望に答え伝授したのが始まりといわれています。(佐渡ヶ島がっちゃへご「ガシマ」参照)

社号標 神社全景
社殿