八幡宮

佐渡市相川下山之神町47(平成19年4月30日)

 この神社は31号線から相川高校方面に入り、高校前を過ぎて尚も進むと突き当たりに鎮座しています。鳥居を潜ると、参道は途中で90度左に曲がり、佐渡狛犬の向こうに拝殿が見えます。相川の町もここまで来ると静かで、豊かな鎮守の杜と綺麗に手入れされた境内が、気持ちの良い神社でした。

 御祭神:誉田別命
 例祭日:6月15日(流鏑馬・神楽)
 由緒:「佐渡国寺社境内案内帳」には、「正和3年(1314)、相川大間町浜の神岩より臨光ありて、柴町上方と申す所に勧請。その後、慶長五年(1600)より炭屋町北方院山と申す所に鎮座。寛永2年(1625)当時の祠官屋敷の東に遷した。」とあります。佐渡金銀山の盛況にともない住民の崇敬を広くうけ、現在地へは享保4年(1719)に遷座されました。(佐渡ヶ島がっちゃへご「ガシマ」参照)

社号標 神社入口
御神馬殿 境内の様子
建立年代不明の佐渡狛犬
今までみてきた中では、この感じは明治時代前期までの作、と私は考えています。阿は角を、吽は宝珠を付けていて、小さめの穏やかな顔と、均整のとれた滑らかな体つきをしています。体表には未だ模様が残り、尾の造りが微妙に異なります。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿内の様子

拝殿の木鼻・狛犬
堂々として威厳と気品に溢れた狛犬です
本殿覆い屋 ご神木の切り株も祀られています
境内隅にいた一体だけの
先代さん?お狐様?
拝殿前から境内を振り返る