二見神社

佐渡市二見118(平成19年4月29日)

 この神社は真野湾の西に位置する二見地区の45号線に面して鎮座しています。境内のある小丘は市指定文化財(天然記念物)となっているシイ林で、最頂部の境内までは急な階段が続きます。拝殿は寺院の本堂のような大きな建物で、本殿は外からは見えませんでした。

 御祭神:国常立尊、配祀:右衛門佐御局
 例祭日:6月21日
 境内社:伝承によると、往古、佐渡に配流された順徳天皇の官女・右衛門佐御局を片谷の地で祀っていましたが、上杉景勝の家臣・藤田信吉入国のさいに廃絶され、後に隣村の沢根村羽二生地区に鎮座した国常立尊を祭る神社が本間摂津守永州の所領だった沢根村から鹿伏まで14ヵ村の総鎮守であったものを合併してこの地に祭ったのがこの社であるといわれています。もと中宮大明神(あるいは片谷明神)と称しましたが,明治6年に郷社に列せられ現社名に改称しました。

社号標「郷社 二見神社」 神社入口
二の鳥居前の昭和7年生まれの狛犬。
瞳が付いていて、面差しは野生動物のような精悍な感じがします。
(昭和7年(1932)3月建立)
参道の二の鳥居
この後、小丘の最頂部まで急な階段が続きます。
階段途中の様子
この鎮守の杜は市指定文化財(天然記念物)となっています。
境内入口 寺院の本堂のような大きな拝殿
参道から見える真野湾の眺望