樟本(くすもと)神社

八尾市木の本1-59(平成24年1月8日)

東経135度35分26.71秒、北緯34度35分52.02秒に鎮座。

 この神社は八尾空港北西に鎮座しています。三座ある式内・樟本神社の一社だそうですが、南木の本の同名社は地図に記載が無く、北木の本の同名社は他ページに記載されていたので気付かず、今回はこの社のみの参拝となりました。
 入口には「式内 樟本神社」と記された社号標と朱の台輪鳥居が立ち、大楠の聳える境内中央奥に、それぞれ狛犬に護られて、割拝殿、透かし塀内に本殿が建立されています。また、境内社の戎神社内にも木製の狛犬がいます。

 御祭神:布都大神
 祭礼日:7月15日、10月9日
 境内社:戎神社
 由緒:当社は式内社である。延喜式に記載されている樟本神社三座の一にして他の二座は南木の本、北木の本に分祀されている。
 創建の年代は詳かではないが用明天皇の御代(約1400年前)物部守屋公が本據地である稲村城(現光蓮寺敷地)の守護神として崇めていた布都大神を奉祀されたものと伝えられる。
 紀・記古伝によると悪疫邪霊を祓い病気平癒又鍬靫を司る農耕・武の神として広く村民の崇敬を受け現在に至っている。
 樟本神社の社名は往古境内に樟の巨木が茂っていたところからと謂われている。

社頭
入口に立つ朱の台輪鳥居
鳥居に掛かる額 社号標「式内 樟本神社」
参道・境内の様子
拝殿前、天保2年生まれの狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(天保2年(1831)辛卯9月建立)
向拝のない入母屋造りの割拝殿
透かし塀と本殿側面
割拝殿入り口から見える本殿正面
本殿階段下にいる狛犬

境内社:戎神社 入口に立つ鳥居と額
戎神社拝殿と額「事代主命」
戎神社本殿
戎神社本殿縁に居る木製狛犬
御神木・大楠