春日神社

高槻市東天川1-875(平成24年1月4日)

東経135度38分46.54秒、北緯34度50分40.01秒に鎮座。

 この神社は檜尾川右岸に鎮座しています。入り口は17号線脇にあり、根巻鳥居を潜って境内に入ると、左右に山車庫が配され、正面石段上に造られた境内奥に寛政4年生まれの浪速狛犬に護られた豪華な唐破風が付いている神殿、右奥に境内社・松倉大明神が建立されています。

 御祭神:天児屋根命
 祭礼日:不明
 境内社:松倉大明神
 由緒:春日神社は、天児屋根命を祭神とする。
 創建の年月は不詳であるが、12世紀頃、藤原摂政家が桧尾川右岸一帯の荘園「安満庄」を領有していたことから、在地領民等が藤原氏の氏神春日社を勧請したとみられる。
 以来、近在の鎮守として住民の信仰厚く、江戸後期の文化・文政期からは、近郷から 壇尻が繰り出し、盛大な祭礼が行われたという。
 昭和29年(1954)以後、壇尻巡行は中止されていたが、昭和52年に東天川で復活、同55年には 前島の壇尻も修復された。毎年秋の祭礼では、勇壮・華麗な飾り立てが目を楽しませる。
 また天川一帯は、古くから新田開発が盛んで、当地の森田家には、天川水帳(高山帳)と呼ばれる古文書 が残っている。
 これは、高槻城主高山氏が太閤検地(1582~94)以前に行ったとみられる検地帳で、高山氏の政治を知る貴重な資料として、昭和49年3月、市の有形文化財に指定された。

社頭
神社入口
入口に立つ根巻鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
上の境内入口
上の境内入口にいる寛政4年生まれの浪速狛犬
吽には小さな小さな角が付いています。平歯の目立つ潰れ気味の顔で、首が無く、踏ん張った前脚に年代の古さを感じます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(寛政4年(1792)壬子9月吉辰日建立)
彫刻付き、豪華な唐破風が付いている神殿
唐破風下彫刻・松に鶴
目貫彫刻・紅葉に鹿
境内社:松倉大明神 入口に立つ鳥居と額
松倉大明神鞘堂と神殿
神殿前にいる優雅なお狐様
山車庫 神庫?