冠須賀(かんむりすが)神社

高槻市辻子1-3-4(平成24年1月4日)

東経135度38分7.42秒、北緯34度49分55.38秒に鎮座。

 この神社は170号線・辻子1信号から約170m程東に入ると左手に鎮座しています。入口には鳥居型の提灯掛けと明神鳥居が立ち、境内の大きな楠の下に拝殿が建立されています。拝殿を回り込み奥に廻ると、石段の上に安永10年生まれの古い狛犬が護る鞘堂があり、中に本殿が建立されています。そして本殿縁には彩色が残る木製神殿狛犬が見えます。

 御祭神:素盞鳴尊命
 祭礼日:不明
 由緒:勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不詳です。
 この地は中世以降に冠村からわかれて辻子(ずし)村となったという。社の西北隅にもと冠柳があったが枯死したといい、昔、天皇がこの地に行幸された時、宝冠を樹枝にかけられたことから冠懸柳と称したという。
(「大阪府全誌」参照)

社頭
神社入口
鳥居型の提灯掛けと明神鳥居
鳥居に掛かる額
拝殿
本殿の建つ上の境内入口
本殿前にいる安永10年生まれの狛犬
阿は垂れ耳、吽には角があり立ち耳、と阿吽でかなり異質の感が有る狛犬です。猫のような切れ長の眼を持ち、精悍な顔つきをしており、身体の彫りは滑らかで、この時期の狛犬としてはとても精巧な出来の良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安永10年(1781)辛丑12月建立)
鞘堂と中に建立されている本殿
本殿縁にいる彩色が残る木製神殿狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
ご神木・大楠