踞尾(つくお)八幡神社

堺市西区津久野町3-20-25(平成24年1月8日)

東経135度28分19.32秒、北緯34度32分30.84秒に鎮座。

 この神社は津久野小学校の西約100mに鎮座しています。
 神社は小高い丘の上にあり、社号標の立つ参道入口から境内までは石段で上がります。境内の入口には明神鳥居が建立され、横に広い境内には社殿の左右に樹齢・推定850年の大楠が聳え、千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿左に、神楽殿と思しき建物が建っています。其の神楽殿を回り込んで後ろに回ると、塀の上から杜の中に本殿の屋根が見えます。又、境内には五社大神、霊安社等の境内社と共に、歴史好きの方にも興味深い「義経腰かけ石」が置かれています。

 御祭神:誉田別命(應神天皇)、境内末社:息足長姫之命、高良王大神、天照皇太神、宇迦之御魂大神
 祭礼日:元旦祭・1月1日、節分祭・2月3日、夏季祭・7月13日、秋季例祭・10月5日
 境内社:五社大神、霊安社他
 由緒:一、当社は太古天照皇太神、宇迦之御魂大神の神祠あり文徳天皇(850年〜858年)の御代初めて社殿を建て八幡大神を斎祀し奉る後再々改築なして現在に及ぶ
一、当神域は神功皇后三韓より帰られし時に御駐輦あそばされし遺蹟なり
一、源義経公文治元年二月八嶋に渡る途中爆風に遇ひ主従当地に避難し当神社に祈願せらる

社頭
神社入口の石段参道
社号標 境内入口に立つ明神鳥居
境内の様子
拝殿前、文政2年生まれの浪速狛犬
吽に角があり、垂直に立つ前肢と水平に伸びる後肢の素朴なタイプです。
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(文政2年(1819)己卯4月27日建立)
潰れた小顔で下半身のどっしりとした狛犬です。平歯で、のんびりとした顔、直毛の鬣、ワラビ尾の癒し系。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿内の様子
本殿

境内社:五社大神
五社大神の神使い・お狐様
境内社:霊安社
天照皇太神 石碑
観音像 不動堂
境内社 百度石と「義経腰かけ石」
神楽殿?
御神木・大楠
樹齢・推定850年、幹周・5.4m、樹高・24m
御神木・大楠
樹齢・推定850年、幹周・5.3m、樹高・23m