難波神社

大阪市中央区博労町4-1-3(平成24年1月6日)

東経135度30分9.85秒、北緯34度40分32.23秒に鎮座。

 この神社は御堂筋に面して鎮座しています。
 私達は御堂筋に沿った東参道から参拝したのですが、四方に入口があり参拝者が絶えず、浪速っ子に親しまれているなぁ〜…という感が強い神社でした。
 コンクリート造りの大きな社殿は南面し、境内社は点在しています。又、大阪で一二を争う繁華街近くに鎮座する神社ですが、大阪市指定保存樹第一号となった堂々とした楠の大樹が聳えた境内は、商業都市のオアシスとして、憩いの場ともなっているのでしょうか?

 御祭神:仁徳天皇、配祀:素盞嗚尊
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、2月節分・玉の緒祭(節分祭)、2月11日・建国記念祭、3月春分の日・春分祭、4月午の日・博労稲荷初午祭、6月 日・菖蒲神事、7月21 22日・夏祭(氷室祭)、9月秋分の日・秋分祭、10月20 21日・秋祭(例祭)、11月15日・博労稲荷 火焚祭、11月23日・新穀祭、12月23日・天皇誕生祭、12月31日・大祓、毎月1日15日21日・月次祭
 境内社:博労稲荷神社、金刀比羅神社、十四柱相殿神社、御旅所
 由緒:第十八代反正天皇が河内の国丹比(大阪府松原市)に遷都されたとき父帝の仁徳天皇を御祭神として創建されたと伝えられる。
 天慶六年(九四三年)朱雀天皇のご命令により大江の坂平野(天王寺区上本町あたり)に遷座 豊臣秀吉が大阪城築城の後 慶長二年(一五九七年)当地に遷座
 昭和二十年三月十四日(一九四五年)第二次世界大戦大阪空襲により全焼 その後仮宮によっていたものを昭和四十九年(一九七四年)再建され現在に至る

「難波神社公式サイト」はこちらで



東参道入口 社号標
「府社難波神社」
拝殿
拝殿内の様子
金色の神殿狛犬
本殿

境内社:博労稲荷神社 入口
浪速の町が栄えるに従って、船場の商家の中心となり、いなりへの信仰があつく、古い記録にも、当神社のことを「稲荷社」「稲荷宮」としてあるものもあります。
博労稲荷神社の神使い・お狐様
灯籠上部にも飛び狐ちゃんが…
博労稲荷神社拝殿
博労稲荷神社本殿
境内社:十四柱相殿神社
御祭神:向って左側・豊臣秀吉公、菅原道真公、楠 正成公、徳川家康公
    向って真中・豊受姫大神、天照皇大神、應神天皇
    向って右側・水波能女大神、春日四柱大神、猿田彦大神、迦具土大神
以前は、数社に分れてお祭りしてあったようですが、火災、模様替え等により、末社の移転、併合が行なわれたようで、1888年(明治21年)に鉾蔭(ほこかげ)神社、安邦(やすくに)神社の祭神を六柱相殿神社へ合祀、十四柱相殿神社と改称しました。
境内社:金刀比羅神社
もとは堀江のお旅所の東南隅にお祭りしてありました。由緒は不詳ですが、江戸時代の創建当初に祭られたものと思われます。

お庭と神池
御神木・大楠
樹齢400年以上、幹3.2m、高さ12m
大阪市指定保存樹第一号となっています。
拝殿前から見る境内の様子
干支の大絵馬と絵馬