比枝神社

大阪市鶴見区今津中5-5-23(平成24年1月5日)

東経135度34分55.98秒、北緯34度41分21.12秒に鎮座。

 この神社は徳庵駅の西約200mに鎮座しています。
 玉垣が巡らされた社地入口には社号標と鳥居が立ち、真北に向かった参道正面に文化11年生まれの堂々とした浪速狛犬が護る拝殿、本殿が建立されています。境内左右には境内社が配され、市の保存樹林となっているご神木の大楠が目立つ、清々しくも綺麗な神社でした。

 御祭神:天照皇大神、大山咋神、大己貴命
 祭礼日:夏祭・7月夏休み最初の日曜日、秋祭・10月第3土日曜日
 境内社:金丸稲荷社、天満宮、大将軍社、歯神乃社
 由緒:摂津国東成郡榎本村大字今津字中野および河内国茨田郡諸口村字徳庵の氏神である。
 創建年代、近代以前の歴史は不詳であるが、近江国坂本の日吉大社の分霊を勧請したとされる。
 延宝八年(1680年)に寄進されている旧い灯籠が境内にあり、江戸時代初期には既にあったようである。
  明治二年に現社名となる前は「山王権現」と称していた。さらに以前、日吉神を勧請するまでは特に決まった名称はなかったとされる。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

社頭
入口に立つ明神鳥居
社号標 鳥居に掛かる額
参道・境内の様子
境内入口に居る昭和46年生まれの狛犬
(昭和46年(1971)建立)
拝殿前、文化11年生まれの浪速狛犬
吽には角があり、楕円形の目玉が特徴的な、堂々と落ち着いた感じの狛犬です。砂岩系の石材で、かなり酷い剥落が見られます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化11年(1814)甲戌9月11日建立)
唐破風付き拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿

境内社:金丸稲荷社
合社
向かって左から「天満宮」「大将軍社」「歯神乃社」額
  
合社を護っている安永5年生まれの狛犬
これも吽に角があり、阿は前と後の下肢が無くなったのを補修されています。やはりかなり酷い剥落が見られます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安永5年(1776)丙申建立)
ご神木・大楠 ご神木・大楠
ご神木・大楠 ご神木・大楠