古宮神社

大阪市鶴見区浜4-9-25(平成24年1月5日)

東経135度35分15.47秒、北緯34度42分33.01秒に鎮座。

 この神社は地下鉄長堀鶴見緑地線・鶴見緑地駅から東へ約500mに鎮座しています。
 社号標が立つ入口には、大きな御神燈が掛かった鳥居型の提灯掛けが設えられ、灯籠や狛犬が奉納されています。整然と整えられた境内中央を参道が通り、文化9年生まれの浪速狛犬が護る拝殿内には金銀の彩色が綺麗な木製神殿狛犬。本殿は拝殿と続いた鞘堂内に納められています。境内には山車庫も建立され、祭礼時の賑やかな様子が目に浮かびます。

 御祭神:誉田別命、底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長足姫命、管原道真公、天照皇大神
 祭礼日:6月最終土日曜日・夏越大祭
 由緒:悠久の歴史をもつ古宮神社は河内国茨田郡古宮村大字浜赤曽根の地に鎮座し、大正四年七月赤曽根神社を改称して古宮神社と称するようになった。浜、焼野の地の守護神として永く氏子たちに奉斉されていたが、昭和六十一年十二月、大阪都市計画の該当地域の指定を受けた。祖先伝来の地元の文化信仰の保存を主張したが、平成二年、国際花と緑の博覧会開催にあたり、国家的事業に賛同の意を表して旧社殿より南西約百五十米の当地に移転するに至った。平成二年三月三十日三十一日両日、正遷宮神殿祭、御造営竣功記念祝祭等を斉行し、無事御遷宮御勅座をおえた。変わることなく崇敬をよせてくださる氏子、各種団体各位に対し深甚の敬意を表し、その徴として此の碑を刻む次第である。
(「境内案内板」より)

神社入口
入口に立つ明神鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
入口玉垣前にいる昭和24年生まれの狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和24年(1949)10月建立)
参道の様子
境内の様子
拝殿前、文化9年生まれの浪速狛犬
吽には小さな角があり、浪速の特長が良く出ている良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化9年(1812)壬申9月建立)
鳥居型の提灯掛けと拝殿
拝殿内の様子
本殿前に居る金銀の彩色が綺麗な木製神殿狛犬
弊殿と本殿
山車庫