安居神社

天王寺区逢阪1-3(平成18年1月4日)

 少名彦名神を奉祀したのは、古文書が散逸したので、現在は詳かではないが非常に古い時代の事であると伝えられている。
 この神は、医薬禁厭(医術・薬方・まじない)知恵の祖神として、その霊験はまことにあらたかな神である。
以上由緒書きより。

 安居天満宮と書いた幟が風にたなびいているが、道真公を祀ったのはその後の事と書いてあります。

昌泰4年、菅原道真が筑紫に左遷され、その途中、河内道明寺の叔母を訪ねる道すがら、四天王寺に参拝した後、この安居神社で休息したと伝わる。後天慶五年ここに御神霊をお祀りした・・・・・・。

国道25号線から見える神社入り口。しかしここは裏口らしい。もっとも地図だけを頼りに参拝している我々は、裏口参拝はいつもの事なのだが。

拝殿正面。戌年らしく、大きな犬の絵馬がかかっています。

流れ造りの本殿を左右から

宝暦2年(1752)6月吉日建立の狛犬。所謂、浪花ではありません。材質も花崗岩と思わせる堅い石で彫られています。火事に遭われているようですが、砂岩系の石でしたら、崩れていたでしょう。ここ大阪ではとても変わった狛犬です。末永く御健在であってほしいとおもいます。

境内社:御祭神は淡島大神・金山彦大神・金山姫大神

境内社:稲荷大明神

どうもここは、真田幸村が大坂夏の陣で戦死した地と伝えられ、石碑も建っているらしい。しかもそちら方が有名なようである。そういえば幟に「真田幸村ゆかりの地」と書いてありました。幸村ファンには大変失礼を致しました。