八阪神社(下之宮)

大阪市大正区三軒家東6-14-12(平成24年1月6日)

東経135度28分45.53秒、北緯34度39分11.08秒に鎮座。

 この神社は43号線北の大阪市大正区三軒家東に鎮座しています。鎮座地は尻無川と木津川に挟まれた大阪湾にほど近い地域なのですが、海の傍にも関わらず、楠の大樹が林立している様は一見に値します。
 入口には社号標と鳥居が立ち、参道正面には社務所。社務所前を左に曲がると正面に千鳥破風付き入母屋造りの拝殿、奥に流造の本殿が建立されています。又境内左手には摂末社が祀られ、ブロンズの狛犬とライオンが一体見られます。珍しいものでは蛇が蜷局を巻いた意匠の手水?がありました。
 区内には八坂神社が2箇所あり、こちらは「下之宮」、ここから北西に600mほどの三軒家東2丁目に鎮座する八坂神社は「上の宮」と呼ばれています。

 本殿 奉斎神:素盞鳴尊(三軒家鎮座 千鳥八坂神社を合祀)、應神天皇(新千歳八幡大神宮を合祀)、仁徳天皇(新炭屋高津宮を合祀)、菅原道真公(平尾天満宮、北恩加島天満宮を合祀)、相殿奉斎神:天照大御神(日の神、尊貴最高の皇祖神)、水渡龍売神(水神)、春日大神(武神、鹿島香取大神、天児屋根命、比賣神)
 祭礼日:例祭・10月17日
 境内社:船魂神社、稲荷神社 他
 由緒:寛永2年(1625)大正地区で最も早く此の地の守護神として素盞鳴尊を勧請したと傳えられます。
 後年、明治40年以降より各氏地の奉斎神を合祀し今日に至っております。

社頭
入口に立つ明神鳥居 社号標
境内の様子
拝殿前、昭和8年生まれのブロンズ狛犬
吽には大きな角があり、厳めしく精悍な顔つきの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和8年(1933)6月吉日建立)
拝殿
本殿

境内社:船魂神社
境内社:稲荷神社
境内社 蛇が蜷局を巻いた意匠の手水?
一体だけで岩の上に悠然と寛ぐライオン
御神木・大楠
御神木・大楠