白山神社

大阪市城東区中浜2-3-15(平成24年1月6日)

東経135度32分37.88秒、北緯34度40分55.11秒に鎮座。

 この神社は平野川右岸に鎮座しています。丁字路の角に入口があり、石垣が組まれた上に境内が造られています。参道は境内中央の天然記念物・大銀杏附近で左に曲がり、注連柱の奥に狛犬に護られた千鳥破風唐破風付きの拝殿、透かし塀内に本殿が建立されています。社殿左には稲荷神社等が祀られる合社があります。

 御祭神:菊理媛神
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、1月3日・元始祭、1月第2月曜日・成年祭、1月15日・左義長祭・どんど祭、2月3日・節分祭(厄払祈願)、2月11日・建国記念祭、4月第2日曜日・光徳稲荷初午祭、4月29日・みどり日祭、5月3日・憲法記念祭、5月5日・こどもの日祭、6月30日・大祓祭、7月16日前後の日曜日・夏祭、9月15日・敬老の日祭、10月17日・秋祭、11月3日・文化祭、11月15日前後の日曜日・七五三祭、11月23日・勤労感謝祭、12月23日・天皇誕生日祭、12月31日・除夜祭、毎月1日・15日・月次祭、毎月17日・月例祭
 境内社:神明社(権殿)、光徳稲荷神社
 由緒:創祀の年代は遼遠にして詳しくは解らないが応永年間迄、中浜、鴫野、森の諸村における氏神であった。古くは白山妙理権現と称え、親子、兄弟姉妹、夫婦、盟友等すべての仲を守り給ふ、和の守護神であり、また水の大元の神として崇敬されている。明治五年に権現号を廃し白山神社と改称す。天正四年石山の戦にて兵火に失われた社殿は、豊富秀頼により再建されたが、大阪冬の陣に再び兵燹にかかり元和三年 大阪城在番城代内藤紀伊守が再建した。自来八度の改修が施されて現在に至っている。
「いちょう」の巨樹は大阪府指定の天然記念物で大阪冬の陣に際し、神域を東軍の将、本多出雲守が陣屋にさだめこの木に登って戦況を偵察したと伝えている。

社頭
入口に立つ明神鳥居 社号標
境内の様子
拝殿前、昭和3年生まれの狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和3年(1928)2月吉日建立)
拝殿
拝殿向拝下彫刻・鳳凰
拝殿目貫彫刻・龍
拝殿規木鼻・狛犬
透かし塀と本殿

合社全景
境内社:光徳稲荷神社
御祭神:宇賀御魂大神
光徳稲荷神社の神使い・お狐様
白山宮
白山宮を護る小さな白磁狛犬
境内社:神明社(権殿)
御祭神:天照皇大神、春日大神、八幡大神、熊野大神、八剱大神、龍田大神、大己貴大神、八意思兼大神、少彦名大神、管原大神
神明社(権殿)を護る寛政8年生まれの浪速狛犬
落ち着いた浪速らしい狛犬で、吽には角があり、白いペンキで彩色されています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(寛政8年(1796)丙辰建立)
遥拝所
山車庫 末社
御神木・大銀杏
市内で一番大きい銀杏の木で、樹齢・不明、幹周・約5m、樹高・約23mです。