天神社(あまつかむやしろ)

大阪市東住吉区桑津3-4-17 (令和2年1月7日)

東経135度31分57.98秒、北緯34度38分08.60秒に鎮座。

この神社は、JR関西本線・東部市場前駅の西700m程の辺り、桑津の街中に鎮座しております。

御祭神 少彦名命・須佐之男命・猨田毘古命・天児屋命・布刀玉命・天宇受賣命・奇稲田比賣命・経津主命・健甕槌命・野見宿禰・菅原道真

由緒
当社は旧大字桑津に鎮座。慶長19年(1614)、元和元年(1615)の大阪の陣の兵禍により古記を失い創建年代は詳らかではないが、伝によれば往古髪長媛が病気された時医薬の祖である少彦名命に祈願をされ全快されたので、この地に同神を奉祀された髪長媛が桑津に召されたについては日本書紀に
『応神天皇の13年春3月天皇専使を遣して髪長媛を徴さしめたまふ、秋9月中に髪長媛日向より至れり便ち桑津邑に安置らしむ。茲に皇子大鷦鷯尊髪長媛を見るに及びて其の形の美麗云々』
とある。後世髪長媛の宮跡に金蓮寺が建立され境内に応神天皇髪長媛を守護神として鎮斎されたが神仏分離と共に廃寺となり遷宮され当社の末社(八幡宮)となる。古くは1月22日初神事と言われ、髪長媛が日向より御出された時の壮麗な祭りが行われた9月2日に新米を以て「しんこ」を作り、神前に奉献された。これは髪長媛の本復祝に奉献された故事による。また馬場前に於て競馬を行い勝者に「ザクロ」を与えた故に例祭にザクロが供えられた。
境内由緒書き より。

一の鳥居

公園となった参道

神社入口

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(宝暦13年(1763)癸未4月吉日建立)

拝殿内部

本殿


八幡宮鳥居

八幡宮社殿

八幡宮を護る狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)


八王子神社鳥居

八王子神社社殿


稲荷神社鳥居

稲荷神社覆屋