春日神社

大阪市東淀川区上新庄2-20-15 (平成24年1月4日)

東経135度32分05.39秒、北緯34度44分44.30秒に鎮座。

 この神社は新庄小学校北西に隣接して鎮座しています。
 玉垣が廻された入口に社号標と鳥居が建立され、境内に入ると左手に手水舎、右手に土俵が設えられ、元々此の地の産土神だった榊神社が祀られ、又、社務所が配されています。敷石の敷き詰められた参道正面に数基の灯籠と二対の狛犬が奉納され、千鳥破風付きの大きな拝殿と透かし塀内に春日造りの本殿が建立されています。又、本殿右には末社の天照皇大神社、猿田彦、火迦具土神社が祀られ、此処にも古い狛犬さんがいました。

 御祭神:武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売大神
 祭礼日:春祭・4月25日、例祭・10月25日
 境内社:榊神社、天照皇大神社、 猿田彦神社・火迦具土神社
 由緒:当社は往昔、榊神社と尊称し宇賀神魂神を産土神として奉祀なし、天正6年(1578)正月11日、奈良春日神社の御分霊を勧請遷祀して春日神社と改称し、榊神社を摂社とす。境内神社に天照皇大神社、猿田彦、火加具土神社の末社あり。
 尚現本殿は貞享貳年(1685)の建立であり今般改修造営す。

社頭
入口に立つ社号標と明神鳥居
境内の様子
拝殿前、明和5年(1768)生まれの狛犬
垂直に立つ前肢と水平に伸びる後肢を持つ、古いタイプの狛犬です。吽には角があり、厳めしくも潰れた小顔で、背に張り付いた尾を持っています。剥落がありますが、とても良い狛犬で、何時までも長生きして欲しいですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明和5年(1768)戊子8月吉日建立)
拝殿前、明治27年(1894)生まれの狛犬
長い垂れ耳の温厚そうな浪速狛犬です。尾に流れが見え、やや派手な感じに仕上がっています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治27年(1894)10月建立)
千鳥破風付きの大きな拝殿
透かし塀内の春日造りの本殿

境内社二社の入口
境内社を護る狛犬さん
剥落が酷く相当痛んでいますが、未だ現役でいるようです。私達夫婦と同様、この狛犬達も、ゆったりとした余生を送る時期はまだまだ来ないようです。頑張れ!!
狛犬の拡大写真はこちらで
末社:天照皇大神社
末社:猿田彦神社・火加具土神社
境内社:榊神社 入口と参道、鳥居
榊神社を護る狛犬
榊神社社殿
手水舎 土俵