八幡大神宮

大阪市旭区清水3-20-19(平成24年1月5日)

東経135度33分44.74秒、北緯34度43分20.77秒に鎮座。

 この神社は滝井駅の南東約300mに鎮座しています。479号線を挟んで南東約400mの清水5丁目に御旅所がありますが、今回は時間の都合でそちらには参拝しませんでした。
 入口には「迎春」の垂れ幕が下がり、社号標、鳥居が建立されています。境内左には社務所、右には手水舎が配され、参道に立つ注連柱を過ぎると、拝殿前には弘化3年生まれの貫禄十分な浪速狛犬。入母屋造りの渋い拝殿内には彩色が残る木製神殿狛犬がいます。その奥の透かし塀内には本殿が建立され、境内右奥には稲荷社と遥拝所があります。

 御祭神:八幡大神、春日大神、蛭子大神
 祭礼日:9月15日・例祭、3月20日・稲荷祭
 境内社:不焼稲荷社
 由緒:当神社の創立は、天智天皇の頃、現在地に宮寺があり、住民の藤原氏一族が祖神の春日大神を産土として奉祀していた。しかるに、足利時代に至り、今の守口市佐太本山来迎寺の開山の誠阿上人が、賊徒の手による火厄の災難から一命を助けられたことがあり、上人は報恩のため、自分の尊崇する男山八幡宮の分霊を此の神社に奉斎したのが本神社の八幡神である。その後、村民が、悪疫退散の祈祷を誠阿上人にお願いし、霊験があったので、従来の春日大神を従神とし、八幡大神を主神として今日に至っている。なお、前記除難の縁により、当神社を「やけずの宮」ともいい、境内に不焼稲荷社を奉祀する。

社頭
明神鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
参道・境内の様子
拝殿前、弘化3年生まれの浪速狛犬
にこやかでたっぷりとした体つきの、貫禄十分な狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(弘化3年(1846)丙午8月吉日建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿階段脇にいる可愛系木製神殿狛犬
透かし塀と本殿

境内社・不焼稲荷社
不焼稲荷社の神使い・お狐様
遥拝所
一体だけの瓦材狛犬
ご神木