神田天満宮

寝屋川市上神田2-2-2(平成24年1月5日)

東経135度36分39.14秒、北緯34度45分13.43秒に鎮座。

 この神社は古川と寝屋川に挟まれた地域に鎮座しています。
 住宅地の中の神社ですが、境内に数本の楠の巨木が生育しており、整然と整えられた環境の中にも神社としての趣が感じられます。
 玉垣が建ち並んだ入口には社号標と鳥居が建立され、参道左は駐車場、右には神庫が配されています。二の鳥居を潜ると境内で、参道奥中央には浪速狛犬に護られた入母屋造りの拝殿、続いて大きな鞘堂内に流造の本殿が建立され、社殿左右には境内社が祀られています。

 この社では「神田天満宮の千年楠」と呼ばれる、府の天然記念物に指定されている大楠が有名で案内もありますが、神社や御祭神に関しては何処にも案内がありませんでした。という事で、天満宮ですので御祭神は管原道真公でしょうが、由緒沿革等は不明です。

社頭
入口に立つ一の明神鳥居
社号標 一の鳥居に掛かる額
参道の様子
境内入口に立つ二の明神鳥居 二の鳥居に掛かる額
「管原神社」
境内の様子
拝殿前、文化12年生まれの浪速狛犬
吽に角がある、渋い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化12年(1815)乙亥9月吉日建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿鞘堂
本殿正面
本殿縁に居る木製神殿狛犬
朱と群青の彩色が綺麗な、厳つい顔で堂々とした体躯の狛犬です。

境内社
境内社:稲荷神社
石碑 撫で牛
 
大阪府天然記念物指定・千年楠
幹周・10.5m、樹高・15m、樹齢・伝承1000年
市内随一の古木で、「昔、楠木正成が出陣のとき、このクスの下で陣をはった」という伝承を残します。近年は衰弱が目立ち、昭和58年以来本格的な蘇生作業により樹勢を盛り返しつつありますが、まだまだ安心できない状態にあります。
 
市保存樹指定・大楠
市保存樹指定・大楠