若山神社

三島郡島本町大字広瀬1497(平成24年1月4日)

東経135度39分26.18秒、北緯34度53分17.26秒に鎮座。

 この神社は山崎駅の西約2.5km、西天王山 (若山) 中腹に鎮座しています。神社に至る道路脇や東側は大きな団地で、この奥にとてもこの様な奥深い神社があるとは思えない環境ですが、団地から外れ坂道に係ると景色は一変し、急に山奥に入り込んだような、樹木の深い緑に包まれます。
 参道入口には社号標が立ち、杉並木の参道を行くと石段が現れ途中に両部鳥居が立っています。尚も石段を上がっていくと境内社・ 小烏神社への分岐点があり、表参道は右側に続きます。やや喘ぎながら石段を上がっていくと、境内の入口には提灯の掛かった屋根付きの鳥居のような物が立ち、北に向かう参道脇には境内社が多数祀られています。又、途中には神奈備山・西天王山 (若山)の府指定天然記念物・ツブラジイ林を歩く太閤道ハイキングコース入口があります。
 その参道突き当たりを左に折れると2対の狛犬が護る豪華な拝殿・本殿が建立され、本殿前にも狛犬がいるのですが、残念な事に殆ど物陰に隠されて良くは見えません。又反対側に降りる坂道にも昔の数々の大明神碑が見られます。
 非常に深い森の中の石段登りは気持ちよく適度な運動が出来て、境内へ上がってからの景色も良く、素晴らしい環境下に鎮座する、お奨め神社として紹介させて頂きます。

 御祭神:素盞鳴尊 (別名・牛頭天王)
 祭礼日: 1月1日・元旦祭、1月15日・成人の日 古神札焼納祭、2月節分・節分祭、2月初午・初午祭 百山稲荷社、2月11日・紀元祭 建国記念祭、3月17日・祈年祭、4月上旬・鎮花祭、5月4日〜5日・例祭(宵宮・本宮)、6月30日・夏越祭(茅の輪神事)、11月中・七五三詣、11月23日・新嘗祭(火焚祭)、12月23日・天長祭(天皇誕生日)、12月31日・大祓式・除夜祭、毎月1日15日・月次祭
 境内社:小烏神社、皇太神宮、交通社、八幡宮、春日社、加茂社、松尾神社、蔵上社、天満宮、恵比須社、百山稲荷神社、三好大明神、峯好大明神他多数
 由緒:御祭神 素盞鳴尊 (スサノオノミコト) 別名(牛頭天王)当社は、西天王山 (若山) の中腹に位置し、地元島本町の広瀬・東大寺・桜井の各地区、高槻市の神内地区を含む四ケ郷の氏神として、「天王さん」 の通称で知られ、篤い崇敬をうけております。
 当神社の創建は古く、文武天皇の御代、大宝元年 (七〇一) に行基僧正が勅命にて勧請したのが始まりであります。
 二十二社の一社にも数えられ、官幣の制にも連なったと伝えられます。
 社伝によると、南北朝時代、桜井の里にて楠木正成が子の正行との訣別の際に代参を遣わしたとあり、その後、戦乱の時代を経て近世には江戸幕府より社領安堵状を受ける。
 明治に入り神仏分離令により西八王子社・牛頭天王社の名を若山の地名をとり若山神社と称し今日に至る。
 境内より三河川 (木津川・宇治川・桂川) を合流す淀川を隔て、向いに男山 (八幡) 笠置方面を望む景勝の地で、神域は千年以上の森の中にあり、みどりの百選に選ばれ、保全地域とされ、中でもツブラジイの大樹四十二本は府天然記念物に指定。社有地は山林約四万坪 (十三平方米)を有す。
(「若山神社公式サイト」より)

社号標 参道入口
参道の様子
石段の参道
石段途中に立つ一の両部鳥居
石段の参道
境内社・ 小烏神社への分岐点
石段参道上部
境内入口
参道の様子
境内の様子
拝殿前、手前の狛犬
どっしりとした浪速狛犬で、にこやかな顔にチョコッと飛び出た牙が、チャームポイントです。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿前、後方の狛犬
阿は玉取、吽は子取りの、厳しい顔の狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
唐破風付きの大きな拝殿
拝殿内の置かれた古神輿 本殿前に居る神殿狛犬は
顔の一部分しか見えません。
大きく豪華な本殿

表参道から左に分かれた上方に鎮座する小烏神社参道
境内社:小烏神社両部鳥居 社号標
小烏神社(素盞鳴命)拝殿と本殿

境内社:皇太神宮
境内社:交通社
合社:八幡宮、春日社、加茂社、松尾神社、蔵上社
境内社:八幡宮 境内社:春日社
境内社:加茂社 境内社:松尾神社
境内社:蔵上社
境内社:天満宮
若山神社ツブラジイ林(太閤道ハイキングコース)入口
ツブラジイ林入口に立つ鳥居 ツブラジイ林へと続く道

神奈備山・西天王山 (若山)の府指定天然記念物・ツブラジイ林
境内社:恵比須社
三好大明神 峯好大明神
境内社:百山稲荷神社鳥居 社号標
百山稲荷神社(宇賀御魂神) 拝殿と本殿
境内北、数々の大明神を祀る入口
数多の大明神碑
石庭
絵馬