二宮神社

柏原市安堂町19-9(平成20年1月3日)

東経135度38分9.73秒、北緯34度34分30.11秒に鎮座。

 この神社は近鉄大阪線安堂駅唐南東に約400mに鎮座しています。境内左側は、児童遊園になっていました。明るく綺麗な境内と、背後の杜が気持ちの良い神社ですが、石段左右から拝殿にまで至る朱のポールは何とも無粋に感じました。でも、参道狛犬が二対と神殿狛犬が二対居て、その点ではとても嬉しい神社です。

 御祭神:素盞嗚尊・武甕槌尊・經津主命・天兒屋根命
 例祭日:7月16日、17日・例祭、10月15日・秋祭、中秋の名月の日・名月祭
 境内社:稲荷神社
 由緒:この社は大正13年、安藤地区に鎮座していた杵築神社と春日神社の二社を合祀し、新しく創建されたようです。「堅下村誌」によると、それまで両社の氏子同士は反目しあってもめ事が絶えず、ついには村政にまで影響を及ぼすようになったのだそうです。そこで、双方の代表が話し合いを行った結果、大正13年双方の土地財産を併合し新しい神社を建設し、杵築神社と春日神社を合祀することに取り決めたのだと伝えられています。
 またこの地は字白坂といい、白坂大明神の旧社地という説もあるようで、延喜式・神名帳、「河内国大縣郡宿奈川田神社」の論社ともなっていますが、この社にはその案内はありませんでした。

社号標 神社入口
境内の明神鳥居 境内と参道の様子
石段下、明治34年生まれの浪速狛犬
滋賀県でよく見かけた、ダンディなおじさんタイプの狛犬です。
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(明治34年(1901)10月吉日建立)
拝殿
拝殿前、文化4年(1807)生まれの浪速狛犬
阿は垂れ耳で、吽には角があり、ピンと立った片耳が欠けています。未だ若々しく、一生懸命威厳を持たせる様に修行中…の趣があります。
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(文化4年(1807)6月吉日建立)
拝殿内の様子 本殿鞘堂
拝殿左右に置かれた神殿狛犬
姿の良い狛犬ですが、恥ずかしがり屋なのか、顔は暖簾の陰に隠れて見えません。
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本殿前の神殿狛犬
拝殿入り口からは、暗くて遠くておまけに小さくて、狛犬が居るという事しかわかりません。こうして写真で見ると天を仰ぎ長い髭を蓄えた可愛い狛犬です。この写真を見たとたん、何故か北海道のいたずら妖精「ポロロックル」を思い出してしまいました。
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境内社:稲荷神社 境内北側に杵築神社、南側に春日神社跡の石碑が建っているそうですが、私たちは杵築神社しか気がつきませんでした。